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2004年12月21日
12月19日・20日の両日、民主党の定期大会が福岡で開催されました。来年4月に行われる衆議院福岡2区の予定候補者「平田正源(まさのり)」さんの激励会を兼ねた大会となりました。平田さんは、19歳の時に交通事故で車椅子生活となった身体障害者であり、また、元在日韓国人3世です。弱者や少数者の気持ちもよく分かる予定候補者だと思います。私は、彼の「豊かさが実感できるフェアな社会にしたい」という主張に共感しました。是非、皆様にも知っていただいて応援していただきたいと思います。
 民主党定期大会ビデオ・テキスト 
(ビデオは、5分40秒ごろから平田さんの挨拶)
 平田候補者紹介

来年一年は、民主党としても来るべき総選挙に向けて力をため党を鍛える一年になります。それに合わせて、私の政策秘書「橋本博明(はしもと・ひろあき)も中村事務所を卒業する時期になりました。卒業の詳しい理由はまだこの場所でお書きすることはできないのですが、正式に決まりましたら、皆様にお知らせしたいと思います。

あわせて、私の次の政策担当秘書を募集したいと思います。橋本の在任期間は、早くて3月末、遅くても夏ごろになるので、そのころまでが選考期間となります。橋本も、元公務員(文部科学省出身)なので、国家一種試験合格者などの認定組も対象としています。
(詳しくは、こちらまで。 「政策担当秘書 募集」ページ

2004年12月7日
今、いわゆる「オレオレ詐欺」の取締りと予防のため、ケータイ電話の不正使用を規制する法案を作っています。本来なら、政府が各省を調整して法案化すべきものを、各省の調整がつかないので与党の議員立法の形で作ろうとしている流れに対して、対案を作るというものです。
転売やレンタルについて、犯罪構成要件を明確にすれば規制範囲が広範になってしまいますが、一方で、規制範囲を狭くすれば犯罪構成要件を曖昧にせざるをえないという悩みがあります。民主党は、きちんと規制ができるような立法を目指したいと思います。

2004年11月24日
11月17日に奈良で女児誘拐殺害事件が発生しました。
11月20日の葬儀に、末席で目立たないように参列して参りました。
献花の際には、涙があふれました。
このような残忍な事件の被害者である女児のご両親の心痛は、直接経験していない私たちに想像できるものではありませんが、悲痛であることぐらいは、どのような人にでも想像できるはずです。
今回の事件においても、報道各社の加熱する取材合戦があります。
葬儀場から帰る途中で、参列者に対する失礼な取材の姿を見ました。
亡くなった人の魂を送る行為というものは、送る人にとって、プライバシーの権利で言われるところのまさに「私生活の平穏」の領域のものであり、侵されたくないものであることは、容易に想像できるはずです。
11月18日(木)に審査省略の上で全会一致で衆議院を通過し、この国会で成立が予定されている「犯罪被害者等基本法」も、表現の自由・報道の自由を尊重する観点から、報道各社を規制する内容になっていません。犯罪被害者とその家族に対する取材のあり方については、報道各社の人権感覚に任されています。
いうまでもなく報道の自由は、国民の「自己統治」に資する手段として報道機関に与えられているものです。報道の自由・国民の知る権利の名の下に、犯罪被害者等のプライバシーが侵されるということは許されません。
報道各社には、報道の自由が何のために与えられているのか、プライバシーをどのように配慮すべきなのか、もう一度厳しく自問していただきたいと強く思いました。

2004年11月15日
11月14日(日)、天理で映画の自主上映会があったので、行ってきました。
「ガイアシンフォニー 地球交響曲 第5番」です。
ガイアシンフォニーは、今までも見てきたのですが、今回の作品もよかったです。特に、5作目ということで、4作目までの歴史も織り交ぜられて、5作全体の一体感も感じられました。
ガイアシンフォニーという作品の紹介をするのは、非常に難しいとされています。私も実際に、そう思います。「見たほうがいいよ」としか言えません。作品自体は、ドキュメントとインタヴューによって構成されているだけです。1作目から見なくてはいけないというものでもありません。特定の宗教的なメッセージもありません。しかし、見る人に、なかなか言葉では表現できない何かを感じさせる作品だと思います。あえて言葉で表現すれば、私にとっては、ガイア(地球)全体を覆う不思議な「つながり」を感じさせられる作品でした。

イラク戦争が続く今だからこそ、多くの人に見てもらいたい映画です。

2004年11月11日
11月10日、党首討論がありました。
非常事態宣言が出ているイラクについて、いわゆる「非戦闘地域」と言えるのかが争点となりました。
小泉首相は、相変わらず「自衛隊が派遣されているところが非戦闘地域だ」と、逆転した論理を展開しました。
いわゆる「非戦闘地域」とは、イラク特措法上、「現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる・・・地域」と規定されています。(2条3項)
現に戦闘行為が行われていないだけでは足りないのです。
今のイラクの状況では、非戦闘地域である理由をハッキリ述べる必要があります。
しかし、小泉首相には、きちんと説明しようという意思は見られません。
こんな首相をリーダーとしている我が国の不幸を痛感しました。

2004年11月1日
イラクで拘束されていた香田証生さんが殺害されました。
イラクへの自衛隊派遣が原因で日本人が殺害されたことは初めてだったのにも関わらず、世の中の関心は強くないと、私は感じています。
これは、「慣れ」なのか。
同じような違和感は、牛のBSE発生のときにも感じました。国産牛での発生の際は買い控えに走り、米国産牛での発生の際は牛丼屋に走る。一度話題になったテーマについては関心がないかのような空気は、非常に残念です。
この度の事件では、アメリカ軍からの情報しかない日本政府の姿も明らかになりました。自衛隊という他国からは「軍隊」と見られる実力部隊を派遣しているにも関わらず、その前提となる情報把握の体制がとれていない日本。この国は、本当に独立国と言えるのでしょうか。
いま一度、イラクへの自衛隊派遣の是非を問うべきです。

2004年10月28日
またイラクで邦人が誘拐されました。自衛隊のイラク派遣が再びこのような事態をまねいてしまいました。私たち民主党が指摘してきた通りになったことはとても残念です。政府は、人質救出に全力を尽くさなければなりません。そのためには、民主党も協力をする覚悟です。

2004年10月20日
島嶼議連の一員として、奄美大島と徳之島を訪問しました。離島は経済的に見ると、経済単位が非常に小さく、構造的に貧しくなる構造にあることを実感しました。それゆえに、従来の政策は補助金漬けにして地域の自立を奪うものでした。焼酎ブームを活かしたまちづくりなど、地域の自立のためソフト面での取り組みがこれから特に必要になってくると思いました。

2004年10月15日
第161回国会が始まりました。
改正年金法が10月1日に施行されることから、私たち民主党が早期の招集を求めていたにもかかわらず、この時期になりました。会期も、与党の数の力で、わずか53日間と採決されてしまいました。小泉首相の所信表明演説も答弁も、やる気が感じられません。こんな姿が余り国民の皆様に伝わっていないことは、とても残念なことです。頑張りたいと思います。

2004年10月4日
第2次小泉改造内閣が発足しました。国民の期待にまったく答えられない顔ぶれです。
ただ一人期待できるのは、尾辻秀久厚生労働大臣。私が取り組んできた「ドミニカ移民問題」のリーダーです。正直に誠実に答える人柄は、野党の議員からもきっと認められると感じています。

2004年9月21日
地元を歩いていると、よく「テレビ見たで」と声をかけていただきます。NHKの不祥事についての関心の高さを感じます。NHKは、不祥事「報告書」の全文をサイトに載せていませんでした。私のメルマガでの指摘の後、全文を載せるようになりました。
http://www.nhk.or.jp/pr/owabi.html
http://www.nhk.or.jp/pr/o-img/0907.pdf
こういう後手後手の対応も、NHKにコンプライアンス(法令順守)システムができていないことの裏返しだと感じています。

2004年9月12日
9月9日の衆院総務委員会でNHKの不祥事に対して質問をしました。テーマの関心度の高さからか、多くの方からメールをいただきました。面白かったのは、賛否両論、全く評価が分かれているということでした。これからも、できるだけ皆様に分かりやすい形での質問をしていこうと思います。

2004年9月1日
8月30日、民主党の代表選挙は、岡田代表の無投票再選でした。2年前の代表選挙のことを思い出し、野党第一党が一致団結して国民の皆様に政策を問える環境にあることを、あらためて嬉しく感じました。秋の臨時国会、そして来るべき総選挙に向けて、さらなる努力を続ける決意をいたしました。

2004年8月3日
参議院選挙が終わっての臨時国会が開かれました。
年金問題や自衛隊イラク派遣などの重要問題があるにも関わらず、本会議による多数決で会期は8日間とされてしまいました。代表質問でも小泉首相ははぐらかしばかり。これでは、次の衆議院選挙までは国会の審議は空虚なままになります。一刻も早い解散・総選挙で再び民意を問う必要があると強く実感しました。

2004年5月20日
5月18日、民主党の新代表が、岡田克也(おかだ・かつや)さんに決まりました。確かに、新代表としては未知数かもしれません。しかし、岡田さんは、今まで決して自分を売り込まず、その時々の役回りに徹してこられました。地味だけれど、これ以上ないくらい誠実。今の民主党にとってもっとも相応しい新代表だと思います。

2004年5月11日
昨日(5月10日)、菅直人・民主党代表が代表を辞任する意思を表明されました。辞任するのならば、もう少し早く辞めておくべきだったと思いました。しかし、これで一つの区切りがつきました。次の代表は、14日の両院議員総会で決定する予定です。これから、反転攻勢、与党を追及して参ります。

2004年4月29日
4月28日、年金法案が、衆議院厚労委で強行採決されました。先週末、3大臣の国民年金保険料不払いが問題となり、政府は閣僚全員の情報公開を約束しました。しかし、政府は約束を守らず、閣僚の支払い状況の報告もしないまま、与党により審議は打ち切られ、採決が強行されたのです。
確かに、民主党でも、菅代表に国民年金の空白期間はありました。しかし、菅代表の場合は、国民年金の脱退は制度上不可能であり、明らかに武蔵野市のミスだと思われます。それにもかかわらず、不払い閣僚と一緒くたにされてしまったのは残念であり、このことについては、しっかりと説明責任を果たしていく必要があると感じています。

2004年4月16日
イラクで誘拐されていた3人が解放されました。しかし、誘拐を生んだ構造そのものは変わっていません。政府の無力さだけが目立つ結果となってしまいました。復興支援に実力部隊である自衛隊が行っても、純粋にそのようには受け取られない。民間中心の復興支援をすべきという民主党案の優位性が明らかになりました。もはや、小泉退陣と政権交代しかありません。

2004年4月9日
イラクで邦人3人が誘拐されました。
自衛隊のイラク派遣に私は一貫して反対し、撤退を訴えてきました。しかし、小泉政権は派遣を継続し、この事件で、もはや撤退できない状況に追い込まれました。撤退をしても人質の命は保証されず、また、「テロとの戦い」の方法が誤りであったと認めることになるからです。
責任を取りようがない状況で、小泉政権はどのような手を使ってくれるのでしょうか。

2004年3月29日
2月・3月の2ヶ月間、私の国会事務所でインターンをしていた大学生が、今日(3月29日)巣立ちます。私が彼の出身地である岡山の代議士に紹介し、受け容れていただきました。若い世代を育てていくということは、政治家の務めだと思います。大変嬉しいことです。

2004年3月17日
この夏の参議院選挙。3月16日に、民主党の奈良県予定候補者が決まりました。
選挙区が、「前川きよしげ」さん。比例区が、「前田たけし」さん。
一番いい形におさまりました。私も、お二人の必勝に向けて取り組んで参ります。

2004年3月8日
私たち民主党は、今年も「民主党予算案」という形で、来年度予算の対案を出しました。政府・与党の予算案は、先週末衆議院で可決され、今週から参議院で議論が始まっています。
「構造改革」は名ばかりで中途半端。また、「三位一体」の名の下に地方自治体を締め上げる。残るのは、中央官僚の権限と財源。
こういった政府案の問題をもっと多くの方に知っていただきたいです。

2004年2月23日
2月22日に、久しぶりの「話す会」を行いました。多くの方がいらっしゃり、会議室は満員になりました。2期目の責任を強く感じた一日でした。

2004年2月16日
先週末の2月13日、民主党奈良県連は、次期参院選奈良選挙区の候補者として「前川きよしげ」さんの公認申請を党本部に対して行うことを決定しました。
選挙戦まで後4ヶ月あまりしかありませんが、精一杯取り組んで参ります。

2004年2月9日
自衛隊のイラク派遣に対する国会承認案件が、1月30日(金)に衆議院で強硬採決され、国会は不正常となっていました。先週はじめに、与党の大幅な譲歩があり、2月3日(火)から正常化されました。祝日をはさんでいますので、今週末か来週はじめから衆議院予算委員会で平成16年度の予算の審議が始まると思われます。
私も、総務委員会での三位一体改革の審議に向けて、準備をさらにつめてまいります。

2004年2月2日
先週末1月30日、イラクへの自衛隊派遣に対する国会承認について、自民党を中心とする与党は、採決を強行しました。今週は、国会が不正常な状態ではじまり、しばらくは空転するでしょう。
歴史的な転換点にもかかわらず、非常に残念です。小泉首相は、なぜそんなに急ぐのか。その理由も語られないまま、自衛隊は海外に出て行きます。

2004年1月19日
第159回国会がはじまりました。イラク・年金・三位一体改革と、重要問題が山積みです。
今年から、民主党政策調査会の役員となりましたので、これまで以上に民主党の政策立案にかかわることになります。頑張ります。